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サイドカーの履歴です
   
   学生時代に限定解除を果たしてから、急に大排気量バイクが現実のモノと思えるようになりました。

初めての大型バイクはCB750FBでした。


   その後、GL1100に乗りましたが、当時のオーバーナナハンへの風当たりは冷たくて、製造メーカーのホンダさんには全く相手にされませんでした。



 初めてのサイドカーは昭和60年に。 GL1200+EML GT
 ですが新車を自宅まで乗って帰る途中に、側溝に落とし込んでしまいショック・・・∞に。
 
 何とか自走は出来る状態でしたが、フロントフォーク先端に付いていた速度センサーの部品が潰れてしまい、メーター表示が不能に。(何と液晶のデジタル表示でした!)

 当時、別冊モーターサイクリスト誌に宣伝を載せていた”Gold”にダメもとでTELしたところ、川上氏は快く修理を引き受けてくれたのでした。 
 その頃、私は新居浜市(愛媛県)に住んでいましたが、川上氏はサイドカーに修理道具を満載して夜行フェリーに乗って駆けつけてくれたのでした。

 川上氏は私のサイドカーが、摂津市のガレージ・イフさんところ(その後、廃業)でセットアップされて、その後私の所までの車の流れについては既にご存知でした。 
 結局、速度センサーの交換だけではメーター表示が元に戻らず、メーターアセンブリーの交換となったのですが、部品の調達に際しても川上氏は八方手を尽くして頂けて、何とか回復することが出来たのでした。


 もう20数年前の事ですので、時効でしょうから敢えて申し上げますが・・・・その当時、サイドカー初心者だった私には判らなかったことなのですが、ステアリングダンパーが付いて無くて、ハンドルシミーとはいかなるモノか、(否応無しに)体感することが出来ました。 幸い事故につながる事は無かったのですが・・・まあ、その時点で私がダンパー装着を強硬にリクエストすべきだったのかもわかりませんが。 

 それと、私が困り果てているにも係わらず、イフさん(当然、車の流れは耳に入っていたでしょうが)からも、何の救いの手も差し伸べられなかったのが、とても残念でした。
 何よりも私が運転ミスをしたのが一番悪いのですから、修理費用は当然私が払うべきモノだと思っておりましたが、せめて何らかのサポートが頂きたかったのでした。・・・・まあ現在でしたらインターネットを使えば、簡単に解決出来ていたことなのでしょうが。
 
  




  初めてのサイドカーでしたが、独特の挙動になかなか慣れることが出来ませんでした。
  カーにブロックを積んで走ったり、港の広い空き地で何度も練習をして少しずつ会得することが出来ました。


 次のサイドカーは平成の4年に・・・・・今度はGL1500+EML GTⅡ






 当初は2輪で走っていましたが・・・・
 
 程なく、サイドカーの取り付けをお願い致しました。



この時は、舟とフレームとの間に”ゴムの輪”を噛ませて、舟のフロントをupさせていました。

 GL1500になってスタイルも一変して、初めのうちは違和感を感じていましたが、バイクの進化の凄さを痛感せずにはいられませんでした!

 そしてサイドカーも横2人乗りとなり、堂々としたスタイルとなりました。 残念ながらフロント周りは(軍資金不足で)バイクの時のままの状態でしたので、(右カーブでの不安感が減って来たとは言え)カーブでは要注意でした。

 その頃は私は高知に住んでおりました。高速道路の範囲は少なかったので一般道路向けのセッティングをして頂いていたのですが・・・・時に高速道路を走りますと、常時、ハンドルを押さえていなければならず、肩凝りが激しくなった時もありました。


 今から15年も前・・・・私も若かった。車用のポータブルガレージの中にサイドカーを入れていたのですが、徹夜してドレスアップ用の配線を完成させたりしていました。 冬の寒い時には(南国・高知とは言え、冬の夜中は寒かった・・・)ガレージの中にストーブを持ち込んでまで、作業をしていたのでした。


   そして3代目のサイドカーは2年前に・・・・・

   GL1800+Hechard sidecar です。





 実は、しばらくの間はGL1800を二輪車のままで乗っていたのでした。(前のGL1500もそうだったのですが・・・)

 やはり二輪車の状態ですと、400kgにもなる車体重量に圧倒されてしまうのですが、一旦、走り始めれば恐ろしくスムーズなのでした。
 サイドカーを装着しますと、以前のような加速感を味わうことは不可能となりましたが、代わりに転倒に対する恐怖感が激減しまして、とても楽チンになりました。

 そして今回は(初めから)フロントはR’sフォークの設定になっておりまして、前後のタイヤ・ホイールもオリジナルで4輪車用のタイヤが装着されています。
 もう以前のような肩凝りの心配は全く無くなりました。そして右カーブでの不安定感もかなり軽減致しました。
 勿論、これらのメカよりも、川上氏のセッティング技術のお陰に拠るものが全てだと思います!!・・・